イラストを描き始めたきっかけは、学生時代の夏休みに訪れた北海道旅行でした。1995年当時、1970年代ほどの熱気は落ち着いていたものの、
ユースホステルには、旅人同士が談笑し、連絡先を交換するような文化がなお残っており、食後には自然とラウンジに人が集まる空気がありました。
その旅先で撮影し、現地で現像した写真をもとにイラストを描いていると、周囲の人から「上手ですね」と声をかけられることが何度かありました。
中学校時代の美術の成績は振るわず、自身でも不得手だと思い込んでいましたが、独学ながら評価を得られたことは大きな励みとなりました。
やがて、イラストの題材として各地の風景を撮影し、インターネットで発信するようになります。
とりわけ、消えゆく風景に惹かれて撮り歩くようになりましたが、次第にイラストよりも写真への反応が大きくなり、
活動の軸は自然と写真へと移っていきました。
承認欲求や、誰かに喜んでもらえる実感、そして何より「見ること・撮ること」そのものへの興味が重なり、
写真はライフワークへと変化していきます。
本格的に商店街を巡り始めた2009年春から2017年までの8年間で約590箇所、2026年現在では約700箇所を訪れています。
現在は子育てとの両立もあり、活動のペースは緩やかになりましたが、無理のない範囲で時間を見つけながら、
ひとつでも多くの風景を記録に残していきたいと考えています。
令和8年(2026)4月26日 作家・昭和レトロ商店街の記録者 山本有

「商店街の魅力、色とりどり」 何でも揃う浜マーケット(神奈川県横浜市磯子区)

木造駅舎時代の武蔵小金井駅2008。現在は高架化され大きく風景も変わりました。

東日暮里にあった篠原商店。新潮社とんぼの本「駄菓子大全」で知ったお店。2006年の訪問ですが、当時は子どもたちのサロンでした。
このころはまだ都内でも駄菓子屋がかろうじて生き残っていました。ここは現在はなくなり住宅となっています。

JR東中野駅とJR中野駅の間、城山通りにあった三河屋。偶然発見したお店です。2009年訪問
2度ほど訪れましたがその後「しばらく休みます」の掲示が出た後、もう15年以上シャッターは閉じられたままとなっています。。

私の比較的初期の作品。JR函館本線の銭函駅。昭和時代は縁起のよさから入場券が良く売れたそうです。
いまも(2026年現在)、バリアフリーで若干リニューアルされましたが、1931年築の木造駅舎のままです

私の最初期の作品の一つ。インターネットの初期、たまたまネットに載せたところ紀州鉄道の当時の紀伊御坊駅長から連絡を頂き、
其の後、紀伊御坊駅の駅スタンプをデザインして寄贈するきっかけとなりました。
北勢電鉄は当時細々とやっていたサークル名で、曾祖父が創立と出資に携わっていた会社名(現、三岐北勢線)から。
